|
水パーマがさらに進化したのが、クリープパーマです。 クリープパーマとは、水パーマのウェーブ形成の途中で、過熱スチーム(3.2気圧まで加圧した蒸気)の力によりコルテックス移動して形成し、タンパク質を一剤の毛髪の膨潤途中にしっかり補給して、遠赤外線でしっかり加温放置してハリとコシのあるしっかりしたカールできるのが特徴です。 また、湿熱スチームなので髪への負担を極力少なくし、しなやかなで柔らかい質感とハリとコシのある大きいリッジのウェーブが作れるのです。 約通常の水パーマより持ちが良くなります。本来パーマをかける際に痛ませないための処理を通常よりより丁寧に、20分前後の時間をかけてタンパク質、セラミド、トリートメントを補充しながらナノスチームでしっかりカールを作ります。
●髪の内部から見たクリープパーマ
クリープパーマをすることによって髪の中のたんぱく質(コルテックス)がどのようになっているのか見てみましょう。
[初めの状態]

たんぱく質がぎっしり詰まって整列している。
⇓
[ロッドが巻かれた状態]

ロッドによって曲げられると髪の外側が引き延ばされ、内側が縮められ不安定になり歪みます。
⇓
[1剤をつけた状態]

1剤によって髪が膨潤してふくらみ、すきまができる。
⇓
[中間水洗〜クリープ]

水洗をして1剤を完全に除去して、栄養を入れてクリープ(スチームなどの湿熱をあてて時間をおく)を行う。
そうするとたんぱく質が変形しながらずれていき、内側が減り外側が増えて形と位置が変わっていく。
⇓
[2剤、仕上がり]

クリープパーマをすることによって全体が均一になって、2剤で固定させる。
安定した状態でパーマがかかったことによって、だれにくく持ちのよい、ぷるんとしたカール、ウェーブをかける事が出来ます。
クリープパーマをすることによって今までかかりづらかった方や、かかってもすぐにとれてしまう方にもしっかり、長持ち、それでいて傷みも感じさせないパーマをかけられるようになりました。
ロッドを巻く
↓
1液塗布
↓
キャップをして放置
↓
中間水洗(アルカリ除去、栄養補給)
↓
<クリープ>
キャップをしてスチームをあて湿熱で蒸す(約5分)

↓
キャップをしたまま湿度を保ち遠赤外線で温める(約10分)

↓
ドライヤーで水気をとる
↓
2液塗布
↓
流して仕上げ
クリープとは
最近、パーマ市場において「クリープ」という言葉に非常に高い関心が集まっています。 「クリープ(creep)」というのは、本来「ずれる、変形する、たわむ」という意味です。
パーマの施術時において、すすぎ(中間水洗)、により大部分の還元剤やアルカリ剤を除去した後に毛髪をタオルに包み、一定時間(約30分)放置することを「クリープ期」、実は1950年代初めからパーマ時に利用されてきた旧知の方法なのです。当時は弱い還元剤しかなかったため、還元剤の弱さをクリープで補ってきました。現在は、還元剤のパワーは十分にあるのですがカラーとの共存やダメージ回避のために、逆にそのパワーを使いたくない、アルカリにさらしたくないということでコスメの弱めのパーマ液などを使っていく傾向にあります。「還元剤のパワーを落としても、ウェーブの効率を上げたい」という願いから、クリープという方法にたどりついたのです。
最近この理論が再び注目されるようになった根底には、ウェーブ保持が難しい細毛軟毛の方、また頭皮のトラブルやダメージなどにより髪のハリコシ極度に低下した方などにパーマデザインをしていただけるようになりたいという美容師の悩みからだと思います。
|